ニクソンショックとは

用語集

投稿日: 2014年02月02日

最終更新日: 2017年02月07日

世界中に「ショック」を与えたニクソンショック

1971年、当時のアメリカ大統領だったリチャード・ニクソンによって宣言された世界的な経済変化のことです。別名ドルショックとも呼ばれます。

それまで「金1オンスと35ドルを交換します」という約束だったのに突然「もう金とドルは交換しません」という宣言がニクソンによりなされ、しかもそれが突然されたので影響が大きく「ショック」を与えたといわれています。

このような宣言がされた裏には、アメリカの金保有量の減少、アメリカの国防費の増加に伴う軍事兵器購入によるドルの流出、アジアやヨーロッパの経済成長によるアメリカの輸入増加などがあるといわれています。

ドル紙幣は作るのは簡単ですが、金を作ることはできません。アメリカが手に入れることができる金の量より、ドル紙幣の発行枚数が大幅に上回ってしまったため、金とドルの交換が不可能になってしまったのです。

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ニクソンショックをキッカケに固定相場制は崩れ、ブレトン・ウッズ体制(それまでの世界の通貨体制)の終焉を迎えた。

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