用語集
(無限)繰り返し囚人のジレンマとは
囚人のジレンマでは、お互いに裏切り合うという結末になるのに対し、(無限)繰り返し囚人のジレンマの場合、協調を選ぶ可能性が高くなります。
スクリーニングとは
なんらかの取引を行う場合、売り手と買い手の間に情報の非対称性が存在する場合があります。片方はその商品についての情報量が多く、もう片方が情報が少ないというケースにおいて、情報が少ない側がなんとかして商品についての情報を引き出そうとすることをスクリーニングといいます。
シグナリングとは
シグナリングとは逆選択を防ぐために、取引の際に情報を多く持っている側が、情報が少ない側に情報を提供し、安心してもらおうとする行為のこと。情報優位者が情報を提供することで取引をスムーズに行うことができ、悪い商品ばかりが市場に出回るのを防ぐことにつながる。
アジア通貨危機とは
アジア諸国の貨幣価値が下落するのではないかとの投資家たちの不安と、ヘッジファンドの空売りにより、アジア諸国の通貨が一気に下落した現象のことをアジア通貨危機といいます。
世界同時株安とは
世界的に大きな株式市場がある場所で、投資家の不安を煽るような現象が起こった場合、関連する企業が全て株安になるのではないかと不信感を抱くようになります。すると投資家たちは下がる前に株を手放そうと必死に売り始めます。このような現象が世界中で起こることを世界同時株安といいます。
空売りとは
ある「所有していない物」が値下がりしそうなときに儲けを出すため、その物を借りてきて売却することを空売りといいます。その物は最初は持っていなくても売れるという不思議な現象です。
貿易収支とは
経常収支を構成する収支の一部で、海外との商品の取引を計算したものです。商品の輸出額から輸入額を引いて求めます。商品の輸出入がいくらであったかを計算することができます。黒字だと貿易黒字、赤字だと貿易赤字と呼ばれたりします。
経常収支とは
経常収支は貿易収支、サービス収支、所得収支、経常移転収支からなる収支であり、海外との商品取引だけでなく海外とのサービス取引(など)も含んだ収支であると言えます。
ドルペッグ制とは
自分の国の貨幣価値をアメリカドルと連動させ、諸外国に「価値は下がりませんよ、乱高下しませんよ」とアピールするために用いられる手法。ペッグとは打ち付ける杭のようなもので、自分の国の通貨が動かないようにドルに打ち付けていると考えるとイメージしやすいかもしれません。
プラザ合意とは
1985年(昭和60年)9月22日にアメリカ・ニューヨークのプラザホテルで取り決められた、ドル安に関する合意のことです。ちなみにプラザ合意の「プラザ」はホテルの名前です。
モラルハザードとは
やってもやらなくても同じ報酬が得られるのであればやりませんし、やっただけ報酬がもらえるのであればインチキして「やったように見せかける」ことを考え始めたりします。
ドミナント戦略とは
別名ドミナント出店とも言われ、特定の地域に集中して店舗展開する戦略のことを指します。ドミナントとは日本語で言うと「優位性がある」や「支配している」という意味です。