(無限)繰り返し囚人のジレンマとは

用語集

投稿日: 2014年02月16日

最終更新日: 2017年02月07日

囚人のジレンマでは、お互いに裏切り合うという結末になるのに対し、(無限)繰り返し囚人のジレンマの場合、協調を選ぶ可能性が高くなります。

1度限りでなく、今後何度も取引する事になる(無限)繰り返し囚人のジレンマでは、お互い裏切り合って消耗し合うよりは、協調しあってお互いの利益を確保しようというインセンティブが働く事になります。

企業の値引き競争を例に取ってみると、互いに値引き合戦を繰り広げると、利益を圧迫し、お互いに消耗してしまいます。そこで、お互い協調し「値引き合戦はやめよう」という協調ができると、お互い裏切らずに値引き合戦は行われなくなります。

協調せずにどちらかが裏切った場合は、しっぺ返し戦略という戦略を使って反撃します。しっぺ返し戦略は、やられたらやり返す、でもやられなければ協調し続ける、という物です。この戦略を用いることで、お互いに協調を選びやすい環境を維持することができます。

definition
(無限)繰り返し囚人のジレンマでは互いに協調し合う可能性が見えてくる。
しっぺ返し戦略を用いることで、互いに協調し合うように誘導することができる。

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