通貨バスケット制とは

用語集

投稿日: 2014年02月12日

最終更新日: 2017年02月07日

為替レートの変動を分散させる働きがある

いくつかある為替相場制の1つで、複数の国の通貨と連動させるタイプの固定相場制を通貨バスケット制といいます。

ドルペッグ制はアメリカドルだけに連動させる仕組みですが、通貨バスケット制はアメリカドルだけでなく、貿易相手の通貨に連動させたりして1国による変動をなるべく緩和させようとするときに導入される。

導入しているまたは導入したことのある国は、シンガポール、ロシア、中国などが挙げられます。

通貨バスケット制は、為替レートの変動を分散させたい場合に導入することが一般的ですが、1つの国の比率が高過ぎると、その国の通貨変動が自国にも大きく影響してしまうという弊害があります。

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