世界同時株安とは
不安が不安を誘って大幅に下落する
世界的に大きな株式市場がある場所で、投資家の不安を煽るような現象が起こった場合、関連する企業が全て株安になるのではないかと不信感を抱くようになります。すると投資家たちは下がる前に株を手放そうと必死に売り始めます。このような現象が世界中で起こることを世界同時株安といいます。
大きな株式市場に上場している企業のほとんどは世界中の企業とのつながりがあるので、1社だけの株安だけにとどまらない場合が多いです。メインの企業が株安になったら、関連する全ての企業が株安になるのではないかと推測され、世界的に株価が下がります。
株式市場は世界中でつながっていますので、このような現象はすぐに波及し、世界中に広がっていきます。
経済ニュースなどで日経平均株価の下落の理由に「アメリカの株安が影響した」と言われることが多いのは、世界の株式市場がつながっていることの証拠でもあるのです。
