サンクコストとは
用語集
投稿日: 2014年01月31日
最終更新日: 2017年02月07日
感情で判断してしまいそうなときに役立つ考え方
すでに支払ったお金であり、回収することのできない出費のことをサンクコストといいます。サンク(sunk)コスト(cost)は埋没費用ともいわれ、個人や企業の意思決定において重要な役割を持ちます。
サンクコストの教えは、「一度出費してしまって、回収の可能性が無いのであるから、その出費はサンクコストとして割り切り、次にどのように行動すれば良いのかを考えることが重要」という事になります。
例えば有料のスマホアプリを、レビューやクチコミなどから「面白いだろう」と予想し、2,000円を支払って購入したとします。しかし、それが予想以上に面白くなく、とてもつまらないものだったと気付いたとします。しかし出費した2,000円はサンクコストであり、回収することは不可能です。そのアプリを転売することができるのであれば、回収の可能性は少し残っていますが、一般的にスマホアプリの転売はできませんので支払った金額のすべてがサンクコストとなります。
ちなみに、そのスマホアプリが面白い・つまらない、というのはサンクコストとは関係ありません。そのスマホアプリが本当に素晴らしく、とても気に入ったとしても出費した金額は変わりません。つまり、そのスマホアプリの面白さと、出費した金額がサンクコストであるかどうかは、関係がないという事になります。
サンクコストを考えるときには、その出費の回収可能性について考えることが重要。
出費によって満足する・しないは、サンクコストとは関係がない。
出費によって満足する・しないは、サンクコストとは関係がない。