比較優位とは

用語集

投稿日: 2014年01月26日

最終更新日: 2017年02月07日

誰にでも得意不得意はある

比較優位とは、人間同士または国同士が分業し、生産性を上げるために考えられた、2者間の効率性を比較したものです。

他の事に労力や時間を振り向けたならば得られたであろう最大の利益(機会損失)が最小になるように分業し、生産性を最大化させる考え方で、誰にでも当てはめて考えることができます。

国同士、企業同士では無くても、個人レベルで適用可能なこの考え方は、人々をとても勇気づけてくれるものです。

互いに補い生産性アップ!

相対的に優位性がある者同士が互いに分業することによって、1人で作業するよりも高い効率で作業を進めることができるようになります。

例え「何をやってもあの人には敵わない」と思っている人との分業だとしても、その生産効率は分業することにより確実に上がります。

国際的な考え方が発端

そもそも比較優位の考え方は、貿易に端を発しました。

国々が貿易する理由を考えた経済学者たちは、比較優位の考え方を発見しました。比較優位がある国同士が互いに輸出入し合い、お互いの生産性を高めていったのです。

しかしこの考え方は貿易にとどまらず、会社・個人などにも当てはめて考えることができます。

互いに(相対的に)得意な分野に専念し、自分が不得意な分野はそれが得意な人に任せる、という事ができれば、分業による生産性は格段にアップすることでしょう。

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