デフレスパイラルとは
用語集
投稿日: 2014年01月28日
最終更新日: 2017年02月07日
よく聞く言葉だけど、なんだろう…
一言で言うと、物価下落と景気の後退が同時に起こる負の連鎖のことです。
不景気でモノが売れなくなると、企業は仕方なく販売価格を下げざるを得なくなります。
販売価格を下げてしまうと、売上が減ってしまい、社員たちへの給料も満足に払えなくなります。
そうなると会社で働いている人たちの所得が減って家計が苦しくなり、ますます買い物をすることを控えるようになってしまい、さらにモノが売れなくなります。
状況が深刻になると、会社は給料を支払うことができなくなり、社員を解雇しなければならなくなります。
失業者が増えていくと、会社で働いている人たちは「明日は我が身」と考えるようになり、ますます消費は冷え込むようになってしまいます。
借金を抱えている企業や個人は、売上の中から利息を支払うことができなくなり、倒産や破産に追い込まれてしまいます。
このような物価下落と景気後退の負の連鎖が、デフレスパイラルと呼ばれるものです。