スクリーニングとは
用語集
投稿日: 2014年02月13日
最終更新日: 2017年02月07日
情報が少ない側が工夫して情報を引き出す
なんらかの取引を行う場合、売り手と買い手の間に情報の非対称性が存在する場合があります。
片方はその商品についての情報量が多く、もう片方が情報が少ないというケースにおいて、情報が少ない側がなんとかして商品についての情報を引き出そうとすることをスクリーニングといいます。
取引を失敗させないために情報を多く得ようとする
例えば企業の面接などで、面接する側は採用希望者の労働能力についてほとんど情報がありません。
ですから、何らかの方法で情報を引き出し、少しでも有能な人材を採用したいと考えるようになります。
その方法は詳細な履歴書だったり、その会社独特の面接だったり、手間のかかるエントリーシートだったりもします。どうにかして採用前に採用希望者の労働能力に関する情報を集め、取引を成功させようとします。
採用したあとに「労働能力が低い人だった」ということにならないように、事前にスクリーニングして見極めようと言う訳です。
情報が少ない側が多い側から情報を引き出そうとする行為をスクリーニングと呼ぶのに対し、逆に情報を多く持っている側が少ない側に情報を提供することをシグナリングと呼びます。